NAVERクラウドプラットフォームが保有するグローバル Anycastネットワークを通じて、ネットワーク状況により最も遅延時間が短いネームサーバに自動接続されます。これにより DNSサービスの高い可用性を確保し、エンドユーザーに速い応答を提供することができます。
別名機能を用いて、お客様が Global DNSで構成したドメインを様々なパターンでマッピングできます。CNAMEレコード動作とも似ていますが、example.comのようなルートドメインに対しても別名の利用が可能ですので、CNAMEの制約を解決することができます。
他のサービスまたは自社 DNSを通じて運用されてきたレコードを、ゾーンファイル(Zone File)をアップロードするだけで手軽に Global DNSにマイグレーションすることができます。ネームサーバの変更が必要な場合、サービス中のすべてのレコードに対してゾーンファイルをダウンロードすることができます。
サービス中のドメイン別クエリに関する統計を提供するため、トラフィック推移の結果を確認して運用に参考することができます。
新規のドメイン領域を作成し、ドメインを生成したときに提供された DNSのネームサーバを、ドメイン登録機関または代行機関(GABIA、KINXなど)で購入したユーザードメインに登録します。
Global DNSに新規ドメイン領域を作成します。既存の DNS管理システムや自社 DNS管理システムから、現在登録して使用中のリソースレコード情報を NAVERクラウドプラットフォームの DNSリソースレコード領域に移行します(コピーします)。運用中のドメインのネームサーバの情報を、Global DNSが提供するネームサーバの情報に変更します。その際にネームサーバはドメイン登録機関や代行機関(GABIA、KINXなど)で購入したユーザードメインのネームサーバで登録しなければなりません。※ネームサーバを変更するには最大で48時間がかかります。
サブドメインを新規に作成し、作成したサブドメインのリソースレコード情報を入力します。今まで DNSを管理してきたサブドメインを移行する場合は、既存リソースレコードを移行(コピー)します。メインドメインのリソースレコード設定で、サブドメインのネームサーバを Global DNSネームサーバとして登録します。
レコード | 説明 |
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Aレコード | 基本タイプで、ドメイン名を IPアドレスに直接マッピングするレコード 保有するドメインおよびそのサブドメインの IPアドレス(IPv4)を指定可能 |
AAAA(IPv6)レコード | Aレコードと同じ方式だが、Aレコードは IPv4プロトコルを AAAAレコードは IPv6プロトコルを採用 保有するドメインおよびそのサブドメインの IPv6アドレスを指定可能 |
CNAME(ドメインの別名)レコード | ドメイン名に対する別名(alias)を指定するレコード CNAMEレコードは他のレコードと共存不可 |
MX(メールサーバ)レコード | ユーザーが保有するドメインとサブドメインの中で、メールを受信するサーバを指定するレコード Preferenceが低いほど優先順位が高い |
SPF(スパム判定防止)レコード | セキュリティポリシーを指定して、受信したメールに表示されている送信元情報とメールサーバにある情報の一致有無を確認するレコード 主に迷惑メール防止のために、メールの送信先の IPアドレスを明示してメールアドレスの偽装を防止 |
TXT(ドメイン説明)レコード | ドメインにテキスト情報を追加して有効性を判断するレコード SPFレコードと同じ用途で使用 |
SRVレコード | SRVレコードは、サービスの位置(ホスト名とポート番号)を格納するために使用するレコード |
CAAレコード | CAAレコードは、ドメインの証明書を発行することができる証明機関(CA)を指定できるようにするレコード 間違っている CAがドメインの証明書を発行することを防止 |
DS レコード | DS(Delegation Signer)は委任に対する署名者(Signer)を意味し、DNSSECで署名の領域を識別するために必要なデータを保存するレコード |
区分 | 使用量区間 | 課金基準 | 料金 |
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Zoneの数 | 25以下 | 1つ | - |
Zoneの数 | 25超過 | 1つ | - |
月別クエリ件数 | 1,000,000,000以下 | 1,000,000つ | - |
月別クエリ件数 | 1,000,000,000超過 | 1,000,000つ | - |
(税別)
ゾーンを保有した期間が1か月に満たない場合、日割りで計算されます。
ゾーンの数は保有した期間と個数の月平均で計算して算定します。例えば、60個の zoneを平均20日間保有した場合、60(個) * 20/30(日) = 40個を 1か月間保有したものとして計算し、25*- + 15*- = - + - = -を請求します。
保有したすべてのドメインに対するクエリを収集し、その合計を基準に月ごとに請求されます。